Novels
ホーム
ログイン
◑
◐
← 胆戦心驚一族
うまいちゃん
Aa 表示設定
表示設定
文字サイズ
小
やや小
標準
大
特大
行間
狭い
標準
広い
フォント
明朝
ゴシック
背景
標準
セピア
黒
文字方向
横書き
縦書き
4
第4話 / 全5話 · 200字 · 約1分
それから、声は私の家の前に立つようになった。
門の外。
窓の外。
原稿用紙の余白。
――三十が来る。
――書け。
――渡せ。
私はまだ三十ではない。だが確実に近づいている。
恐怖に耐えかね、私は書き始めた。
あの一族の記録を。
悠真の死を。
“胆戦心驚一族”の名を。
書けば終わる。
書けば解放される。
そう信じて。
♥ いいね
3
« 前の話
目次
次の話 »
この話への感想
感想を書くには
ログイン
してください
まだ感想はありません。