第三話 せらの鳴き声
第3話 / 全5話 · 491字 · 約1分
朝は、今日の始まりの光。昼は自分が好きなようにすごす。夜は電気を消して、静かに寝る。そんな当たり前のような生活がこの病気がくずしてきた。朝は同じ痛みが始まって、昼はずっと治療や、しゅづつ。夜は泣きながら、寝る。
せらの毎日は、どんどん病気が暗闇へ吸い込みひどい一日へと変化していく。
(ママ、パパ。早くせら元気になるからそんな冷たい顔しないで。)せらは、心のなかで反省したつもりだった。友達を作らない自分が悪かった。けど、それじゃなんか納得いかない。せらは病院のベットに横たわった。そしてこういった。
「早・・・く、元・・・気に、なれますよ・・・うに・・・・」
せらの目からは、涙がゆっくりと浮き出て、ポタポタとまくらに落ちていった。そしてせらは泣いた。大声で。しづかな病室にせらだけの鳴き声が大きく響き渡った。
「うわーん、うわーん」
話すのはうまくできない。それなのに、鳴き声だけはしっかりとひびきわたる。夜の病院の廊下にあの時の音も響き始めた。
〜次回予告〜
「あの時の音」とは一体?!そしてせらの体にまたまた異変がー?!