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〜第1章・新たな物語〜

第1話 / 全8話 · 3,319字 · 約7分
挿絵
第1話 目覚め
俺の名は火光。小学6年生だ。もうすぐ卒業...とは言っても、あまりいい思い出は浮かばない。どうせ友達のいない物語だ。今日もまた、1人で暗い空の下を歩く。俺の取り柄はゲームだ。早く家に帰ってゲームがしたい。宿題が多い日は、先生をぶっ飛ばそうかと思ったこともある。
「ああ、もっと俺に力があればなぁ...」
そう呟いたとき、どこからか不気味な笑い声が聞こえた。そう、童話に出てくるような魔女のように不気味な声が...
異常を感じて振り返ると、そこには顔を隠した黒い人影が見えた...おそらく見えたのだろう...それから先のことは思い出せない。気がつけば俺は、自分の部屋の中にいた。不思議な気持ちになりながらも、いつも通りゲームをやろうとした時、明らかな異常を感じた。机の上にある教科書に、4年生の文字が見えた。冷や汗が出た。その時、後ろのクローゼットから白い光が放たれていることに気がついた。
「これは俺の部屋じゃない...!」
怖い。逃げたい。しかし、この白い光を見ていると、そんな恐怖は消えていった。むしろ、このまま飛び込めば、人生をやり直せる。そんな気がした。
ガタン
俺はクローゼットの扉を開ける。
部屋は一瞬にして光に包まれた。何も見えない______

しばらくすると、小鳥の声が聞こえてきた。俺は目を開ける。そこには、木造の小屋と大規模な草原。
ここはどこなのか、なぜここに来たのか、俺はわけが分からなかった。
小屋から少年と少女が俺のほうへ歩いてくる。

第2話 並行する次元
俺は、2人に招かれ、小屋で生活することになった。この子たちは、名前がないらしい。すこしかわいそうなので、俺は名前をつけてあげた。「ピイちゃん」と「キュウくん」だ。
え?いや、そこは見逃してくれ。俺のネーミングセンスが壊滅的なことくらい知っているだろう?話していなかったっけ、それも、もう覚えていない。
話を戻そう、
どうやら俺がいるこの場所は、本来の世界と並行している次元らしい。どうりで見覚えがないわけだ。しかし、このままでいい気がした。元の世界では友達もいなかった。でもこの世界では違う。俺はただ、ここで平和な日常が続くことを願った。
しかし、そんな願いは叶うはずもなく、当然のように新たな冒険が始まった。勘弁してくれよ本当に...
俺は事実を知ってしまった。この辺りの平原は、天の女帝とやらが管理しているため、モンスターが好戦的になっているらしい。
火光「それならその管理してるやつを倒せば勝ちだ!ゲーマーの俺を舐めるなよ!…ところで、そいつはどこにいるんだ?」
ピイ「空高く浮かぶ城でございます。」
オワタ\(^o^)/
キュウ「この近くの森に、情報を集めている忍者がいるという噂があります。その人なら行き方を知っているかも...」
はいはいわかったよ!RPGゲームおなじみの、最初のダンジョン「森」ね!行ってやろうじゃないか!!

第3話 闇を纏う忍者
森に入ると、暗い雰囲気が漂う。奥へ進む間に、蜘蛛や蛇に遭遇して何度も逃げそうになったなんて言えない。
しばらくすると、目の前が真っ暗に、何も見えなくなった。引き返そうとするが、後ろも前も分からない。
???「ははは!我の領域に踏み入るとは!なんて愚かな者達だ!」
火光「誰だ!」
???「我に触れることが出来れば、この名を吐いてやろう!さぁ!かかってこい!」
いや、かかってこいと言われましても、真っ暗だし、分からんよ...
その時、ピイから光を感じた。どうやらコアのようなものからエネルギーを出しているらしい。
???「へっ!光が出たから何になる!この俺は捕まえられ...眩しい!」
その隙を逃さず、俺は足を掴んだ。
???「ぐへっ」
どうやら、森の忍者というのはこいつのことらしい。
火光「さあ、まずは名前を教えてもらおうか。」
???「うわ!顔を見るなよ!恥ずいって!は?名前!?そんなの言えるわけないじゃねえか!俺のプライドが!あああ!」
これはまた面倒なやつだ。
火光「じゃあニンニンって呼んでもいいか?」
ニンニン「ああいいよ!!勝手に呼べよ!ついでに空の島への行き方も教えてやるからよ!」
火光「なぜ島へ行きたいことが分かった?」
ニンニン「顔見りゃ大体分かるって!ほら!案内するからついてこい!」
こわ。
というようなことがあり、仲間がまた1人増えた(?)

第4話 革命
ニンニンに案内され、空高くワープした...
しかし、あまりにも高すぎたため、俺は目が眩んだ。大体なんなんだよこのボロボロの橋は。落ちたら終わりじゃねえか、もっと補強しとけよ。そして俺以外の3人はなんでこの橋渡るの平気なんだよ。やばいって!
俺は泣きながら橋を渡った。高所恐怖症が来ていい場所じゃないことはよくわかった。だが、泣いている場合じゃなかった。城の番人が20人ほど走ってきた。
火光「逃げるしかねえだろっ!」
俺たちは全力で城の中へ駆け込んだ。だが、当然のように城の中にも兵はいる。囲まれた。
ニンニン「ここは俺が引きつける!お前らは先に行け!」
ああ、これよくあるセリフだ。俺はそう思ったが、そんなこと考える暇はないらしい。息が切れかけていたが、学校のシャトルランはもっとしんどかった。そう思うと、まだまだ走れる気がした。
ニンニン「闇石降臨!絶光・闇纏い!」
兵隊たちは闇に飲まれる。
どれくらい走っただろうか...あと少しで最上階だ。キュウはコアから剣を出したかと思うと、それを俺に渡した。
キュウ「あなたがこの剣を振るうことで、僕は、エネルギーを共鳴できます。これで女帝を打ち倒しましょう!」
ガチャン
ついに最上階の扉が開く...!

第5話 平和のための物語
女帝「なぜここへ来た?モンスターが好戦的なのが不満か?」
火光「よく分かってるじゃねえか!覚悟しやがれ!」
俺はすぐに接近して剣を振るう。
女帝「厄石降臨、獄天の理」
剣は女帝には当たらず、斬撃が鏡のように返ってきた。
俺はすかさずそれを避ける。
その時、キュウから絶大なエネルギーを送られるのを感じた。これならいける!
火光「光剣解放!聖光斬!」
輝く斬撃が放たれる。
女帝はエネルギーが足りず、防ぎきれなかった。
パリン
女帝のコアは割れて、俺は勝利を確信した。
女帝「私の負けだ...ここで終わりか」
しかし、俺はこれ以上剣を振るうつもりなど無かった。コアが割れたのであればもうただの人間だ。
火光「俺が望んでいるのは世界の平和だ。もし良ければともに来てくれないか。」
女帝「平和か、私も昔はそんなこと思っていたような...」
女帝「我は厄災のコアに囚われていた。君が平和を望むならば、残り6つの厄災のコアを破壊しろ。そうでない限り...厄災の理が崩れない限り、この世界は平和にはならない。」
火光「なるほど。その6つコアはどこにあるんだ?」
女帝「1つだけ場所を知っている。邪落の谷の地下最深部に...ぐっ、」
突然、緑色の粒子が女帝を包む。
みるみるうちに体がしわくちゃになり、干からびてしまった...もう、動かない
火光「何が起きたんだ...?」
わけがわからないまま、3人は城を引き返した。入り口まで戻ると、ニンニンの姿は無く、紙が1枚置いてあった。
紙「まさか、俺のこと忘れてたんじゃないだろうな?20人の兵隊に1人で勝ったんだぜ?すごいだろ!俺はもう役割を果たしたからこの場を去った。この手紙を読んでいるなら、きっと上手くいったはずだ。え?俺がいないと地上に降りれないって?安心しろ。”橋の向こう側”にワープゲートを置いておいた。せいぜい泣きながら帰るんだな!」
何はともあれ、7つのコアのうち、1つ目を破壊できた。平和のための物語は、まだまだ長くなりそうだ。
to be continued
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